ハワイのすばらしき交通システム
今回はレンタカーを借りずにバスで通した。レンタカーの方が便利なのは間違いないが、夫婦2人で10日近く借りてホテルの有料駐車場にとめると非常に不経済。ハワイは「The Bus」というバス会社がかなり整備されているのでこれで動いた。
オアフ島に4000箇所の停留所を持ち、かなり複雑に交通網をしいているザバスはその運行ルートと乗り換えポイントさえ分かれば非常に便利。このバスも日本化が進んでいて、車内の窓に「お年寄りと身体の不自由な方に席をゆずりましょう」という日本語ステッカーが貼ってあった。バスの運行ルートマップが実はあるのだが、これを持っている運転手はほとんどいなくて、入手は困難。スケジュール表もあるのだが、これも持っている運ちゃんはほとんど皆無。だからホテルのフロントとか、店の
レジとか、ショッピングセンターのインフォメーションとかに必ずあるので、できるだけ早めに入手するのがポイント。
このザバスは1ドルで、一度乗ったバスはどこまでも乗れるシステム。もし乗り換えるなら2時間以内であれば、他の路線に1度だけ乗り換えられる。
たとえば、オアフ島を2時間で1周する路線があるが、これはアラモアナSCを通る。もしワイキキのホテルに泊まっているなら、クヒオ通りのバスルートでアラモアナ行に乗る(数分間隔で来る)。その際に「トランスファー」(乗り換え券)をもらう。
アラモアナで島内一周ルートのバスに乗り換えると、なんと1ドルでオアフ島を1周できる。往復や同一路線にトランスファーは使えないので、どこかのビーチへ行って帰る場合は帰りの運賃も払わなくてはいけないが、たったの1ドルだから、うまくこのバスを乗りこなすととても便利。ただし所詮バスだから、大きい荷物やサーフボードなどは運べない。
また4日以上バスを利用するのであれば「ビジターズパス」という4日間バス乗り放題のパスが10ドルでABCストアなどで買える。これがあればトランスファーも無用でびっくりするくらいあちこち安くいける。
http://www.thebus.org/
もちろんバスのデメリットはある。まずスケジュール通りの時間に来ない。たとえ時間より早く来てもその時間合わせをやらずにすぐ出てしまう。また、最終バスの時間に合わせて予定を立てなければならない。荷物をつめないので、大きいものを持ったり、買ったりすることができない。しかし、その費用の安さを考えるとTPOに合わせてチョイスすることができるようになる。だから、バスに人が乗っていないことがない、、、ということでたった1ドルでも経営が成り立つわけである。
日本は交通に異常にお金を搾取する国だから、東京で電車で動くとあっという間に1000円くらいすぐ使ってしまう。高速は有料だし、高松からスキーやスノボに出かけるとどんなに近場へ行っても1万円使ってしまう。日本でバスのような不便な乗り物は、考えてみるとここ20年以上乗っていない。
また、仮に海外でレンタカーを借りたとしても、車を駐車することは比較的容易で、大抵の大通りであれば路上駐車が可能。もちろんパーキングメーターにお金を入れなくてはいけないが、とても安い。日本は常にどこかのパーキングに入れて、そこから希望する所へ歩いて行かなくてはいけないので、どうしても違法駐車をしてしまいがちになる。たとえば、キャンドル1個を買うとか、単にお店に立ち寄りたいと思った時に、これは心理的に考えても、わざわざ高い料金を払って、遠く離れたパーキング
に車を持って行くのは面倒臭いと誰でも思う。最近の無人100円パーキングはそういう背景から必要必然に出て来た日本独自のシステム。
もっと日本が合理性に気付いたらもっと便利でいい国になるだろう。