「アメリカ文化に国境はない」
日本でなんと3年前から修学旅行人気ナンバーワンが東京ディズニーランドになり、京都の清水寺を抜いてしまったらしい。
修学旅行という位置づけが、単なる旅行でなく、教育を含んでいる、、、というのが正しい伝統だった。いわゆる京都に代表する史跡、伝統文化めぐり=正しい旅行=正しい娯楽、、、であったわけ。しかし、ノスタルジック旅行に現代の若者は似合わない、、、チョイスをさせると京都の寺めぐりを選ぶ若者はいないし、最近の先生方も内心は寺なんかに行きたいと思っていない、、、だから、自然の成り行きでディズニーランドというアメリカ文化の結晶のような場所がナンバーワンになってしまった。
昔、フロリダのNASAに行った時、月へ行ったロケットや管制室、スペースシャトルをみてとても感動した。同じツアーに幼稚園児たちが一緒だった。彼らも感動していた。
当時25才の安田健二とアメリカの4〜5才の子供が同じ物を見て感動していたわけ。
あれからもう10年くらいたつから、あの時の幼稚園児も今14,5才、、、そして5年後には20才になっているわけだ。彼らが30才になったときには家族を引き連れて宇宙旅行に行っているかもしれない。アメリカはいいものはすぐオープンにして、とてもイマジネーションや夢を大事にする。
以下は、今日見つけた新聞記事より、、、
ディズニー社CEOマイケルアイズナー氏のインタビュー
アメリカ文化について
私たちが輸出しているのはディズニーであって、アメリカ文化ではない。ソニーは日本で生まれたが、いまや「日本」ではない。ソニーはプレステを売ることで世界に「日本」を輸出しているのではない。だから、アメリカが日本を乗っ取ろうとしているとか、ソニーがアメリカの子供を日本人化している、、という考え方は歪んだ考え方である。
アメリカの強さについて
ニューヨークが世界の中心だという考え方はもう終わりに来ている。農民が大統領になったり、アジア出身の若者が「ヤフー」を作って億万長者になったりする、、、それが可能な国がアメリカでありアメリカの強さである。しかし世界は密接に関連し合う時代になっている。孤立して生きられる時代は終わり、どこの国も同じ考え方の基準ができてくるので、この国が強い、、、というよりこの国のこの会社、この人が強い、、、というふうになる。
情報化社会について
いくら情報化社会になっても、人間が家に閉じこもるとは考えられない。人間はもともと社会的動物、、、仮想現実の中では生きていけない。
たとえば、子供が映画を見に行く。何でも持っている人がスクリーンに現れる。それを欲しいと夢見る。情報によって夢見る材料が減るのではなく逆に増える。8世紀の京都に住んでいたらパリに行きたい夢を見られるでしょうか。このように情報は夢を刺激する。無知は極めて危険な力になる。
ディズニー成功の秘訣は
私たちの作り出すものが人々の期待を超えたときにのみ、人々は見に来てくれる。これを追求しているだけ。私は大学で文学を専攻し、金融の知識より人間について勉強した、そして多様な人々と環境の中で育った。ディズニーの秘密なんて別に複雑でも何でもないし定型もない。ゴミが落ちていたら拾って清潔にしておき、トイレに並ばなくてもいいように十分トイレを作り、人々にやさしく接し、笑顔で対応する、、、そんな大それたことでもなんでもないことが実は秘訣かも。