安田健二の旅レポート(マレーシア偏)
5月半ばにクアラルンプールへ行ってきました。
現在のクアラルンプールの気温
・深田恭子に聞き入るマレー人(ちなみに、00年5月現在深田恭子はマレーシアヒットチャート8位)
HMVのようなCDショップで、視聴コーナーになんと深田恭子がランクイン、、、。
それを熱心に聞き込んでいるオタク系マレーシア人を発見。もちろん吹き替えなどなしのそのまんまの深田恭子の最新CDなのだが、彼は静かにじっくり意味深に聞き入っていた。これは金城と共演したTVドラマの影響だろう。・宇多田光を口ずさむGUESSの店員、リーバイスのタペストリー広告に木村拓也
リーバイスの広告はブラピーと決まっていると思っていたら、アジアの広告はぬあんと我らがキムタクではないか、、、店内のポスターはキムタクキムタクキムタク、、、もはや日本でヒットすることはアジアでヒットする、、、ということか。ちなみにキンキキッズは全く見なかった。
GUESSでは、店のイメージソングにしているのか店長の勝手か、宇多田光の「ファーストラブ」をガンガンかけていた。店員も歌詞を覚えてしまったのか、歌に合わせて口ずさんでいた。おそるべしヒカル現象。・気になる映画のお値段は10RM、サービスデーは6〜8RM
私が常に気になっているのが、映画のお値段、、、日本では1人1800円はとると思うが、映画1本が1800円、、、これは高い。映画のお値段はその国の物価をうまく表している。映画を誰も見なければ仕方なく値段を下げるのだと思うが、現在微妙につりあっている。とにかく気付いてほしい、、、日本人はみんなに騙されているぞ!!
映画の配給会社のしくみはわからんが、間違いなくどこかが値段をつりあげている。
ちなみにアメリカ、カナダでは500円くらい、マレーシアでは1RM35円くらいなので350円也。マレーシアのエンターテイメント系のお値段はだいたいどれもこれも10RMくらいが相場のよう。(遊園地の入場料8RM)・1RMをごまかす中国系マレー人
中国人は日本人と同じような顔をしているので意外にこっちは安心してしまい、そスキをつかれて騙される。私が乗ったタクシーの運ちゃんはなんとお釣を1RM(35円)ごまかそうとした。しかし、それを見破るとさっさと諦めて支払ういさぎよさがあり、感心してしまう。
屋台で飯を食っていたら、物売りや物乞いがいろいろな手法で金をせしめに来る。
(もし屋台で食べるなら道から奥に入ったところの方がいい。)
まず、子連れ大作戦、、、子供の手を引いて人が美味しく食べているところを金に困った表情でやって来る、そして手をスウゥゥ〜っと出してきて金をくれ、、という表情を200%表現する。無視するとあっけらかんと別のテーブルに移る。
次に、単に腹減ったというゼスチャーを見せて紙コップをフリフリやってくるひょうきん系おじさん。これも無視するやいなや、さっさと他席に移動する。
ギターを持ってやってくるいわゆる「流し」系若者。シラン曲とか自分のオリジナルとかをひくのでイマイチのれない。こいつらは仕事なので前金で幾らか支払うとその金額分ひいてアンコールまでつけて去っていく。
次に負傷兵系物乞い君、、、こいつは私も始めてみた。地面にひれふして足はぱっくり割れ血が吹き出している。(間違いなく縫わんとヤバい状態)それで左手にやはり紙コップを持って、その状態で這いずり前進をしているのだ。一瞬こいつは怪我しているので助けないといけないのか、金をやったほうがいいのか、もしくはすべて演技なのか、、、よく分からないので単に見ていたら、ジモピーはみんな無視していたので私も見てみぬ振りをした。マジならやつは数日で死ぬだろうが、昼間はなぜか暑いのでいない。
すべての物乞い連中に言える事は、彼等はこれをビジネスとしてやっていて、感情は全然いれていない、すべて機械的にやっている、、、来る日も来る日も、、、。・月給2万〜億万長者までの開きがもたらす経済効果
平均月収が2万〜3万円なので、完璧な貧富の差のある2極型。独特の経済システムになっている。たとえば、人件費が安いので車を洗う人を洗剤を買うより安い値段で雇えたり、サービス過剰な店もたくさんあった。
カーウオッシュ中でもすごいのは、ドアを開ける人、席に案内する人(=注文をとる人)、注文したものを持って来る人、そしてなんと箸を取り出して机の上にセッティングしていく人(そんなことせんでもええわい)、お茶を注ぎに来る人(=タレ、ツユ系も)勘定する人、、、すべてが分業になっているが、極めて効率の悪い店があった。要するにごちゃごちゃ動く割に気がつかないのだ。お茶も「お茶〜」と言わないと注ぎに来ない。分かりやすく表現すると、全員が太っているおばはんで、自分の仕事の度に「よっこらしょ」と言わんばかりのゆっくりしためんどくさそうな動きをすると思ってもらいたい。しかし、中国人の客は1人ではなく団体でどかっといきなりやってきたりするが、そういうドカ客がいつきても対応順応できる。団体客が来たとたんにおばさんたちの動きはいきなりテキパキとしたものに変わる。
・発展途上国はいきなり発展する。
発展途上国は電話がついていないところなど途上地域もたくさんある。そこは日本でいる戦中戦後の生活レベルでトタンを張り合わせたバラック小屋に住んでいる。
ところが、そこに電話線が引かれる時にはいきなり細心の光ケーブルを敷設したりする。よって、開発の中途段階を飛び越えるので返って、先進国よりシステムの進んだインフラがいきなり整ったりする。
だからこんなビルが建つんわけ、、、映画「エントラップメント」のロケに使われた世界一の高さのビル。
ペトロナスツインタワー、452m、88階、1998年にわずか29ケ月で完成。
もちろん日本の建設会社もこのプロジェクトに入った。世界一の高さのビルを世界最短期で作った、、、というテクノロジーが裏話。モスクの尖塔をイメージしたデザイン。
実際、このビルの中には部外者は入れず、エレベーターの前に厳重なセキュリティーがあり、地下鉄の自動改札のようになっている。社員は身分証明カードを入れてそこを通る。
このビルのオーナーは、ペトロナス社(石油会社)だが、この会社は国営なので、実はマレーシア国家がオーナー、、、というわけ。中に入っている企業は、先端の企業ばかり、、、日本は三菱を始め世界の有名企業がずらり。
シンボルビルなので電気が24時間点いているが、実際24時間絶えず誰かが仕事をしているようだ。世界を相手にしていて、アホな奴が一人もいない空間。ここで働いている人がカッコ良く見える。屋内はすべて禁煙で、喫煙者は外のみ。よって88階で仕事している人は、たばこを吸うたびにいちいち下まで降りてくるのかも。
ペトロナスツインタワー1
ペトロナスツインタワー2・映画と音楽の文化が世界を統一する。
政治を変えるのは大変なことで、また時間もかかるが、文化はすさまじくはやいスピードで広がる。映画や音楽が世界の文化レベルを統一しているようだ。アジアはかなり日本の影響を受けおり、婦人靴屋では渋谷コギャル御用達の厚底グツがズラッと並んでいた。しまだ街ではいている人は見かけなかったが時間の問題だろう。
・ソニーのソニープラザ的ショールーム戦略
ゲートウェイ、ACER、Eコマースで大きくなった企業は、メーカー直販ゆえ、メーカー直営のショールームを展開しはじめた。むかし、カタログショッピングの会社のCMで「見てるだけ〜」というキャッチがあったが、販売店側からかなりクレームがついた。このCMの影響で、店に来た客がさんざん商品を手にとって見て触って、カタログショッピングでかわれたらかなわん、、と思ったからだ。
ところが、これからはEコマースが中心になってくると、通販では不安な部分もあるし、買い手にモチベーションがかからないのでメーカーが「見てるだけ〜」を目的としショールームを作る、、、という新たな展開が始まり出した。
天下のソニーは、ソニープラザのようなショップを世界に展開しはじめた。ソニー製品の代表、バイオ、プレイステーション、デッキを代表に、センスのいい雑貨も売っていた。まさに一石二鳥、三鳥の商売だ。
たぶんこれからこの「ショールーム」が流行るだろう。
ソニープラザ・恐るべし中国華僑軍団
闇市はなんとコピーDVDでいっぱい。7年前にタイへ行った時はコピーカセットテープが並んでいたが、7年たって同じような木の台の上に並んでいるのは映画のコピーDVDだった。ハリウッドが怒るわけだ。
しかし、彼らは生きるために商売をしているので売れない物は売らない。逆に売れる物は何でも売る。闇市を見ると時代が見えて面白い。ブランドコピー商品は意外と少なくなった。バブル期の日本人が海外へ行ってバシバシ買っていたのが、来なくなったからだろう。今それだけコピーDVDを売っているということは、みなさんDVDのデッキを持っているということだろうか、、、。また、売っているやつはどこからか仕入れてきているわけで、間違いなく大物の怪しい胴元がいるはず。このワルワル大将がDVDの焼き込みマシンとかパソコンとかを持っていて、内職でも雇ってせっせせっせと毎日コピーを作っているのだろう。
ちなみに安田健二はそのコピー物映画ソフトを3本買った*のだが、うち1本はぬあんとぬあんと、もう一回ぬあんと、、、劇場で映写されたやつをビデオデッキに録画してそれをDVDに落としているものだった、、、騙された!そしてそれらはすべて中国語のスーパーのはいっている中国人向けのものだった。でも後の2本は市販の物を完璧コピーしているやつだったので、とりあえず満足、、、といってもそれら1本の値段は300円也。*税関で見つかると没収されますのでマネする人は御注意。
・不思議な物価
貧富の2極性の典型的なパターンだが、すべての物価がつり合わないところがある。
たとえば、タクシー30分走った金額が10RM(350円くらい)<ホテルの冷蔵庫のハイネケン1本12RM(420円)で、なんとハイネケンの方が高いのだ。
この感覚が頭でなく身体にしみ込んで慣れてくると、冷蔵庫のビールを飲むことができなくなる。
たいてい物価感覚が狂うとせこくなる。人々が1RMの金額に鋭く反応するので、1RMの重たさを意識してしまう。一度意識すると頭から離れないので、いちいち支払いの度に損得を考え、1RMでも損をしたら異常に腹が立つ(高々35円のことなのに、、、)・イスラム教徒の人々はどうやってKFCを食べるか?
これは私の謎中の謎だった、、、イスラム教徒は左手が不浄の手なので、手でおしりをふいたりする。ちなみに、トイレには必ず謎めいたホースとヒシャクがある。用をたした後、ホースで水をおしりに向けて勢いよくぶっかける。(私はこの行為を”洗ケツ”と名付けた。要するにウォシュレットの手動版デス。)またはヒシャクに水を入れて左手を使って洗う。(こっちのほうが伝統的ね)公衆トイレに紙なんぞはありやせん!とはいってもこちらの人は逆に紙でおしりを拭く方がキチャナイと思っているのです。下の写真はハーゲンダッツの店の中のトイレ(要するに高級な店のトイレ)
トイレその為とうぜん食事には決して左手を使わない。食事は基本的にダイレクトに右手でワイルドに食べる。さて、気になるのはケンタッキーフライドチキンだが、この類いは右手だけで食べるには、ちょい難しさがある。どうやって食べるのかジワ〜ッと見逃さないように見ていたら、しっかり左手を使って普通に食べていた。ありゃ。
普通のセットとナゲットのセット2つで350円也
KFC・イスラム教徒はどうやってプールに入るか?
もひとつ、イスラム教はどうもあれはいかんこれはいかんと戒律が厳しいが、女性は肌を露出してはならん、、、というきまりがある。アラーの神様がお怒りになるらしい。だから女性は頭に三角巾みたいなのをかぶって、クルリとあごのところで回してピンで止めてある。したがって、美人もブスも頭巾ちゃんになっているのでみんなブスに見える。またそのうえ上から下まで布ですっぽりかぶっていたりするので、こうなるとオシャレとは無縁を約束したも同然の人生を送るわけだ。
女子高生
(女子高生、、、すっぽり白服の子はイスラム教徒。制服がスカイブルーなので悪い事はできず、ほとんど囚人服に近い抑制効果がある。)そこで、プールへ行った時、このイスラム女達が果たしてプールにどうやって入るのかどうかというのが気になった。
まず、プールにて彼女達は頭に頭巾をかぶったままプールに入る。そして上下ぬあんとジャージを着ているということが判明した。そこまでしてプールに入るか??という感じだが、それが彼女達にとっては正しいわけだ。で、基本的にマレーシアは過半数がイスラム教徒ゆえ、基準値が女は肌を見せてはならん!というオーラが満ちあふれている。よって、他のヒンズー教も仏教徒もみんな女性は基本的に身体を見せないように努力している。たとえば、水着の上にTシャツを着ているのだが、紺のスクール水着に黒のTシャツ、、、これはほとんど黒のTシャツ女、、、というだけのこと。
まずいパターンは、白の下着に白のTシャツ女、、、これはいただけない。想像したら分かると思うが、実にエッチなのである。水に漬かるとハンスケになる、、、本人は自分が見えないから防御完璧と思っているようだが、恐ろしく目立つ。そしてそういうやつに限ってアクティブに動き回る。
よって、ハイレグのビキニ姿(実際1人もいない)、、、というのは彼女達にとってはそれはもう犯罪行為であり死んだら地獄行き超特急なのである。・恐るべし中国人アーティスト
さて、海外に行くと必ず絵書きがいる。ポートレートを書いてくれるのだがマレーシアの絵書きはすごかった。まず基本が違う。彼等は水墨画家上がりである。絵師のトレードマークのベレー帽をなぜか全員かぶっている。ポートレートをなんとフツーのマジックを使って15分で書き上げた。ぼかしはインクのかすれた太マジックを使い、あと細い筆を使って書道の先生が草書書きをしているがのごとく、描くのではなくスラスラと書いた。(書くという表現が正しい)常にギャラリーがいるので間違いや時間がかかる事は許されない。デモンストレーションを兼ねているので正に一石二鳥、うまく描くと私も私も〜と声が掛かる。
またどんなブスもうまく美人に見えるように絵の中で微妙に手直しをするようだ。
あのチャイナ絵師の親父たちは、メイクアップアーティストとしてもやっていけるかもしれない。白黒が300円、カラーが1000円だった。しかし、見た目はとても怪しい新宿西口に転がっているようなただのおっさんである。
絵書き
眞由実サン
(これは私の家内:眞由実ちゃん、、、八代亜紀という意見もある(爆)、、)・ベスト電気
よく海外にも出店、、、などと書いてある店が日本にあったりするが、ほんとにあるのです。なんか日本の量販電器店に似ているなぁ〜と思ったのですが、良く見るとベスト電気でした。私はここでナショナルの電気あんまで揉み揉みしました。
「御自由に御試しください」と日本語で書かれたフダが付いていたので、わたしは何となく座ってスイッチを入れたのだが、そのとたん客のオヤジ軍団がにわかにじわじわ寄ってきて「おぅっっと、それはタダだったのか??!!」と言わんばかりの驚きを無理矢理隠した表情で、「ワシもやりたいあるよ〜、次は絶対ワシだもんね、、」と言わんばかりの動物的執着心で、私の後を狙っているのでした。彼等にはフダが読めなかったのでした。
なぜなら、街中に同じように電気マッサージ機を並べて置いてある有料のマッサージ屋がたくさんあるから、絶対有料と思ったのでしょう。ちなみに、日本のように電気製品を並べて手にとって触れる店は他の国にはない。
ベスト電気・チャイナタウン
チャイナタウンは、どこの国もまったく同じ。たぶんこういうパターンでないと成り立たない何か法則があるかのごとく、同じ空気、騒音、排気ガス、汚さ、パチもん商売、全部一緒。ところが私はなぜかチャイナタウンへ来ると落ち着いてしまう。そしてどこもかしこも怪しさが溢れて面白い。
チャイナタウン
(街に同化してしまったKenji安田)
サンコンホテル
(たまたま見つけた「サンコンホテル」このレベルのホテルは、1泊500円くらいで恐ろしく汚い、、、こんなホテルには泊まりたくない。矢印の先は階段、いかにも怪しい。)・おみやげ
ここにあるおみやげ品は、全部ボルネオ島やインドネシアの恐ろしく原住民的な生き方をしている人々の手作りの民芸品。それを輸入しているのでたいてい東南アジア全域に同じ物がある。
お土産屋・ショッピング
この靴はいくらでしょう??? ハイ700円也
サンダル・スターフルーツ
私がとても好きなフルーツなのだが、これは熱帯地方にしかない。名前はスターフルーツという威勢のいい名前。どうしてそんな名前が付いたのかは下の写真を見てほしい。そして驚くのは味がレモン系スポーツドリンクと同じなのである。
皮はむかなくてそのまま食べれる。・外気温36度の熱帯の国にあるアイススケートリンク、、、これは規制概念をぶっとばす。
みんなTシャツ単パン、、、
アイススケートリンク・怪しいアイスクリームブランド『すもう’ス』Sumo's
これを見た日本人は100%笑うだろう。うの後のテンが泣かせる。このイメージはいったい何を意味するのか分からんが、私はお相撲さんのように太りそうなイメージがあったので買うのをやめた。
すもう’ス・インド美人
映画「踊るマハラジャ」に出て来るようなインド美人はあまり存在していない。どうも不細工な人が多いように思う。ところが、ごく稀に突出した美人がいるようだ。
基本的に、数パターンに別れるが、まず叶姉妹の姉系、ちょっと一言デビ婦人系、そしてゴクミ系、、、というパターンで日本人に多い丸顔のかわいいタイプはあまりいない。とりあえず旅レポートは以上でおしまい。