「セルフプロデュース」
プロデュースという言葉は聞くが、これにセルフをつけた言葉はまだ聞き慣れない。
しかし、最近はこのセルフプロデュースという生き方が定番になってきた。
言葉通り、自己プロデュースという意味であるが、誰からコントロールされることなく自分自身で生き方をプロデュースしていくことをさす。
ですから、自営業者や組織に属していないタレント、自由業の人々はほとんどこのセルフプロデュースという生き方になるのだが、もちろん私もその1人です。
例えば、タレントの場合、組織に属していると自分の予定は会社がどんどんとって入れて来る、ある時はカッパみたいなカッコして、またあるときはタキシードを着てというように、、、自分の進みたい、また表現したい世界とかけ離れても仕方なくサラリーマンのようにこなすのが仕事、、、という世界。ところが、そういったタイプのタレントは現在あまり売れていなくて、売れている人たちはこのセルフプロデュースで個性的な仕事をしている人たちばかり。宇多田光も彼女のセンスで17才にして長者番付歌手部門ナンバー1になったのも、彼女はプロモまですべて自分でこなしているから、、、。
昔、キャンディーズが普通の女の子に戻りたい、、という理由で解散した。あれは組織の中で組み込まれて仕事をしていた典型的パターン。
現在、急速に「個の時代」に突入している。たとえばパソコン売り上げで世界のトップになった「DELL」の社長はなんと安田健二と同い年。彼は、パソコンのオーダーメイドで急速に事業を大きくした。
これはそれに賛同する顧客がいるから、その事業が伸びたわけで、大企業が作る画一した同じ商品を人々がほしがらない、、、ということを如実に示している。
よって、これからはそういった「個」を重んじる製品やシステムが流行すると思う。最近の車もバリエーションが増えたし(まるでスイスのカジュアル腕時計のスウォッチみたい)、音楽もジャンルが様々だし、旅行にしても行き先や内容がとても豊富で特殊なものが売れているとか(秘境ツアーのような)。
逆に、セルフプロデュースが当たり前の社会になると、それができない人は逆に目立ってくるかも知れない。適当な会社に勤めて、建て売りの同じような家に住んで、いつも同じようなスーツを着て、車はカローラで、週末は同僚と居酒屋で、、、と表現しただけでつまらない人だと分る。
「個」の時代、、、に進む、、、ということは同時に「自己責任」の時代に進むということにも繋がる。自分がチョイスした事が間違っているとそれは自分の責任となる。
そうなると、「自分自身」が「自分」をコントロールして生きてきた証となり、ライフスタイルとして表されるようになる。
もうみなさんも、新宿のルンペンを見て可愛そう、、、と思わないでしょう。それは彼等がチョイスしたことという意識が大きいから、、、。