「日米育毛剤戦争ぼっ発」

 育毛剤ビジネスが、実は今後日本国内では熾烈なシェア争いとなるドル箱業界と言われている。

 私も父が20代初頭にしておもいっきりハゲ、そして母方の男性は前からハゲ、、、というDNAを持っているだけに、あまり触れたくない話題なのだが、現在今のところとりあえず大丈夫のようだ。
 しかし、悩んでいる人にとっては深刻である。世の中に「ロマンスグレー」という言葉はあっても「ロマンスハゲ」という言葉はない。またハゲてもかっこいいブルースウィリスをイメージして、開き直ってもアカンのです。ハゲていてかっこいい人は実は髪の毛があると超ハンサムなのだ。
 そうこう考えながら、育毛系の新製品やアジアのあやしい必殺エキスが出る度に心を揺さぶられることとなる。日本がバブルではしゃいでいる時に中国の幻の育毛剤101が火を付け、当時101を買いに行く中国ツアーなる怪しいパック旅行がありました。あれ以来、マジに毛の生える薬の登場を世界が待ち望んでいるのですな。

 ということで、さみしい男心の隙間に入り込む強力な武器があるとすれば、密かに売れてしまうのも分からんでもないのだが、、、そこで私も将来を考えていろいろと調べてみた。

 現在、一番売れている育毛剤は大正製薬から出ている「リアップ」。これは厳密には育毛剤ではなく発毛剤。これは同社の売り上げ二位という輝かしい位置に上ってきた。それまでの売り上げ二位は風邪薬の「パブロン」であった。ちなみに一位は「リポビタンD」。
 低迷する消費市場で、二段飛ばしで石段を駆け上がって行くとてつもないバケモン商品なのだ。利用者からの手紙や写真が毎月段ボール何箱分と届き、中には「何年ぶりでまん中分けにすることができました、、、」と涙ぐましい手紙を添えて来る人もいるとか、、、。

 当初のリアップ旋風によって、ユーザー数は100万人を突破、、、現在は効果がなくて離れて行った人や続けられなかった人が離れて、半数の50万人に落ち着いている。ところが、他メーカーやカツラ業界が黙って指をくわえているはずがない。
 だから、ここ最近のリアップ以外の製品やカツラの宣伝をとても多く見る。
 毛髪関連の一大マーケットがしっかり出来上がってきたわけだ。

 このマーケットを調べてみるととても面白いことが分かった。

■低価格(=若年層)
   ↑
花王「サクセス薬用育毛トニック」  1000円以下
花王「サクセス薬用毛髪活性」
   
第一製薬「カロヤンアポジカΣ」   3000円以上
資生堂「薬用不老林ライブX(B)」
ライオン「毛髪力」
大正製薬「リアップ」
   ↓
■高価格(=高年齢層)

なんと育毛剤の次には、大企業がサポートする髪のエステ、、、というのがある。
その代表がアデランスのエステ「フィジカルエステ」で、リアップ系でも無駄な努力、ズラへはまだ飛び込めない人がここに落ちて来る。

そしてそこまでやってもダメだった人の最終的な受け皿は、、、
アデランス、アートネーチャーという最後の攻防戦「ズラ」でピリオドを打てる。

そういえば、関根勉の「しかまぁ〜、、、」のテレビCMはオヤジ化した男性にはちょっと強烈でした。笑いながらも顔がマジになってしまう、、、。

このシェア争いは面白いものがあり、まず若年層を狙った低価格の花王のサクセスシリーズ、、、そして製薬会社が薬用と銘打って出している有名なんとかシリーズ、最終的には何をやってもダメだった、、、ということで行き着くのがアデランス。ここも救える人はエステから入り、最後にかつら、、、となる。

だからアデランスにとっては、育毛剤が売れる事により、ズラのシェアが落ちるのか、、というとそうではなく、人々が気にすることで最終的にアデランスに落ちて来る、、、というものすごいポジティブな見方をしている。しかも、かつらの前にエステでひと儲けする、、、という戦法はもはや脱帽だ。

で、育毛剤のレベルはやはりアメリカがとても進んでいるようで、大正の「リアップ」もアメリカでいちばん売れている「ロゲイン」(製品名)のパクリ。
http://www.Rogaine.com/welcome.asp

しかし、副作用があるとかないとか、、、でちょっと悪いうわさも聞く。副作用でもっとハゲたりしたら、戦争が起こるかもしれない。とにかく、それらを必要としている人にとってはとても真面目なことなのであるから、いいかげんな物は出さないでほしい、、、。

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