ラスベガス

・カジノカジノカジノ

 車でLAからひたすら走って、5時間くらい走るとラスベガスに着く。昼に出たのでラスベガスに着くころには夕方から夕闇になる当たりだった。LAから離れるに従ってどんどん砂漠化していくのだが、さすがに幹線道だけに登りも下りも通行量はとても多い。そのほとんどは長期距離コンボイ。
ちょうど映画「ペイフォワード」を見た後だったので、映画のワンシーンで同じ道を走るシーンがあるのだが、そのまんまだったので感動!!
 砂漠の中の一本道をひたすら走ることにも飽きてきた頃、いきなり遠くに街の明かりがチラチラ見えてきて、ネオンサインの煌めく光が明らかにこの道を走っている人々に見えるようにインパクトを与えている。その時点でこの街の中のカジノホテルが宣伝しているのではなく、街中が一体となって宣伝しているのが分かる。
まるで、砂漠に降りてきている巨大なUFOのようにも見えた。
なぜ人間というのは光り輝くものが好きなのだろう、まるで虫のようにその光りの洪水の中に吸い寄せられて行った、、、そのピカピカネオンを見つめながらボンヤリと走っていたら、スピード感も何もかもなくなり空を飛んでいるような錯角に陥った。
 、、、と思っている内にその光りの街に突入すると何のことはない、ラスベガスの手前の街だった。(もちろんそこもカジノ)

そこを通りこえてしばらく走ると登り坂になる、、、そしてその峠を超えたとたん本命のラスベガスの街の光りが見渡せるようになる。さすがに街がでかい。空中を飛んでいる飛行機の数が違う。国際線、国内線、自家用機、ヘリコプター、、様々な航空機が飛び交っている。街のほぼ中心と思われるところにベガスのホテル街が光りでライトアップされてとても美しい。ベガスの通りを歩くとホテルが乱立しているように見えるが実はそうでもない、、、ホテルの一つ一つがでかいので、建て込んではいないのだ。
もともと砂漠だったとこのにまっ先にカジノを作って、それから街が形成されている。普通ハワイのようにきれいなビーチがあって、人が集まるのでホテルができて観光地が形成されるパターンや、なんらかの生産拠点(工場など)があってそこに働く人が集まることで街が形成されたり、ダウンタウン(政治や経済の要所)があって、都市が形成されるパターンは理解できるが、このカジノによって無理矢理作られた街というのは世界でもここだけだろう。すべてが虚構の上に成り立っている、、、というのが分かる人には分かる。

まず、あれだけのカジノホテルの経営が成り立つのはカジノで儲けているから、、、ということはお分かりになるでしょう。カジノが儲かるということはカジノで負けている人が勝っている人より多い、、、ということになりますな。
ということは、ホテルにとっては宿泊費で設けるのよりカジノで儲けることの方が手っ取り早いので、とにかくたくさんの人に来てもらわないと経営が成り立たない。
だいたいここに住んでいる人は、この巨大カジノの街を動かすためのどこかで働いている人々ばかり、、、しかも彼等はカジノをやらない。

だから、最近は脱オヤジ化が進み、旧ベガスの町並みから大型カジノホテルへ移動した。大型カジノホテルは、世界トップクラスの部屋数ばかりで、今なお増築を続けている。ファミリーをターゲットにするとショッピングモール、レストラン、遊園地、、、、とその付帯設備にも気合いが入っている。だから、現在のラスベガスはカジノをしなくても十分楽しめる。
最近はすべてのホテルがテーマを持ち、こんなのまででてきている。

これがひとつのホテルニューヨークニューヨーク(もちろんテーマはNY)

ニューヨークニューヨーク(自由の女神)

ホテルの周囲にジェットコースターがあるニューヨークニューヨーク

パリス(テーマはパリ)

アラジン(テーマは地中海)

ハーレーカフェ(テーマはもちろんハーレーダビッドソン)

単にテーマを持っているだけで中身は他と同じカジノ、、、石のように見える壁がプラスチックに塗装した物だったり、、、、だから虚構の上に成り立っているんだよこの街は、、、ショッピングモール、レストラン、遊園地もすべてはカジノのためにやってる、、、ということをお忘れなく、おそれいったぜ。

唯一日本やアジアがテーマのホテルがなかったので誰かやらないかな。「The EDO」みたいな名前で江戸城みたいなのを建てる。もちろん中身はカジノで日本のゲームメーカーに作らせる、、、パチンコ、ゲーム機でつちかったパワーを注いだらきっと世界一面白いカジノを作れると思うよ。

MGMグランドホテルのライオン、、、他のカジノがあまりにいい建築物化していくので、当初作ったここのテーマキャラクターでもあるライオンのあんぐり開けた口が出入り口になっている構造物があまりに安っぽくなってきた、、、ということでデパート三越入り口のライオンさんのようなものにわざわざ作り直した。
虚構の作り直しをしているのだからおかしい、、、この先どこまでエスカレートしていくのか、、、。

MGMグランドホテルのライオン

例えて言うと、最先端の技術で都庁を作った。その後、新宿にさらに最先端のビルがどんどん建ち都庁が決して古くはないのだがみすぼらしくなってきた、、、そのためエエイという気持ちでまた作り直した、、、ってこと。もちろん実際の街でこういうことはないが、何人動員できるかが勝負の商売をやっているとここに手抜きはできないのであります。もちろん、そのラッピングされた街に引き付けられて一般庶民はカジノでババを抜くわけであります。

という私も、、、スロットを見るとポケットに手を突っ込んでコインを投入してしまうのでした。勝敗は、、、それは聞かないで!!

ということでおしまい。