北海道2002

3月3日〜7日まで北海道ニセコへ行って来た。

南の石垣島と北のニセコは毎年どうしても行きたい定番エリアなんだが、基本的にANAの超割が取れたら行くようにしている。(ところが、残念なことに今シーズンで高松<>札幌便がなくなってしまうので高松から行くのは今回が最後かも、、)北海道は食べ物がおいしい、、自然が一杯、、ということで食と癒しが満たされるので身体的にも精神的にもいいロケーションだと思う。

問題は「食」だ。下手に美味しいものがいっぱいある地域だけに、何を食べるかに悩む。もちろん外せないカテゴリーは決めてある。「ジンギス」「味噌ラーメン」「うにいくら丼」「寿司」、、、この4つを外すと1年間後悔してしまう。

数年前、ジンギスと言うと札幌に住んでいる友人は、「サッポロビール園」は観光客用だから、「札幌ジンギス」に行こう、、、というので、そっちへ行ったら、ビール園のさらにウエをいっていて、味はさらにディープだった。香川県には讃岐うどんの店がやたらあるが、基本的に2つに大別され、1つは観光うどん店、そしてもう一つは生活うどん店、、となる。文字通り観光うどん店は観光客を相手にしているので値段が高くさほどおいしくない。生活うどんはローカルを相手にしているので味がまずいとすぐ不評となりやっていけないので、値段が安くておいしい、、というのが讃岐うどんの世界では常識となっている。そういうことを下手に知っているものだから、この法則をどこに行っても当てはめてしまう。法則でいくと「札幌ジンギス」は間違いない店なのだが、ニセコのローカル「倶知安」(クッチャン)という町の情報はほとんどないし、知り合いもいない。それゆえ、数日しかいない町のしかも数回しかない「夕食」というセレモニーにどこの店へ行くか、、、というのにおおいに悩んだ。

まず、場所がニセコ、、というのが問題。こういうリゾートは元々とんでもない田舎に大手開発会社が(ニセコの場合は東急リゾート)ドカドカと施設やらホテルやらをぶっ建てる。それに連動して様々なお土産屋やら、レストラン、ペンションなどができる。リゾートができる前からあった店というのはないのダ。だから、すべての店が観光客相手の店で、本当に美味しいものはナイと考えた方が無難なわけ。したがって、JRの駅があるところあたりは元来繁華街だろうだから、「倶知安」(クッチャン)という町の繁華街(といってもチョ〜小さい)をグルグル回ってみた。そこは意外にも「ジンギス」の看板を上げた店が多く、結局のところテキトウに選んで入った。

ジンギス寛松(JR倶知安駅近く)

熟年の夫婦2人で切り盛りしている小さいお店なのだが、メイン料理は看板の通り「ジンギス」の焼肉のお店。今の御主人は二代目で創業50年になるという。ところが、創業○年の老舗のどうのこうの、、という威厳一杯の店ではなく、あくまで下町のローカルを相手に商売をしているごく普通の焼肉屋。讃岐うどんの法則ではかなりアタリの店。

ジンギスは人によって好き嫌いがあるが、これがかなりイケる。普通私達が焼肉屋で食べるのはマトンと呼ばれる羊の肉だが、北海道のジンギス屋は羊のロース肉を使っている。あの「アヤスィーにほひ」と味の「まろやかさ」はサスガ。四国ではボロいマトンしかないからあのジンギスの味はやっぱり北海道でしか食べられないのダ!

この店のジンギス、、、かなりイケました。私達が食している間、他の客がひとりも来ないので、ほとんど親戚の家で飯食っているような錯角に陥るというシブい店でした。店の奥さんは、なんとあの演歌歌手「細川たかし」の同級生で、「細川君は、、、」と昔話しを聞かせてもらった。若い頃、ギターを手にしてバンドをやっていた「細川君」は当時では「不良」という位置付けにあり、あんな子たちと話しをしちゃあイカン!と親から諭されていたそうな、、、いやはやです。今でもテレビを見ていて「細川君」が歌詞を間違わないか気になるんだって。里の同級生、、、イイもんです。北の酒場通り、、、イイもんです。

1,2,3/3