「オンリーワン」

全盲のテノール歌手:新垣勉さんをご存知だろうか、、

もう数回テレビや雑誌に出てきている人なので知っている人は知っているだろうが、私は先日まで知らなかった。
ちょうどこの前の「徹子の部屋」のゲストで出ていて初めて知った。この番組は、ゲストにどうでもいい芸能人が来るときとそんでもなくすごい人が来るときがあるのでたまにチェックしているのだが、先日ゲストになった新垣さんはとんでもなくすごい人だった。

簡単に新垣さんを紹介しよう。

― 新垣 勉 ―
1952年、沖縄生まれ、生後間もなく助産婦の過失から失明。両親との離別という逆境を乗り越え、沖縄県立盲学校、西南学院大学神学部を卒業、心の支えとなっていた「歌」を学ぶため、武蔵野音楽大学声楽科に入学。同学院修了後。三谷幸子氏、藤沼昭彦氏、マリオデルモナコを育てたボイストレーナーの世界的な大家、A・バランドーニ氏らを師事し、現在、さまざまなコンサートを開く傍ら、学校や公共施設、教会、企業、病院などで、歌と心打つ話を交えた公演活動を行っています。

アメリカ軍人が沖縄にきて、沖縄の日本人女性との間に子供を作って、そのまま帰国。
このパターンは今沖縄でかなり問題になっていて、そういうハーフの子供が沖縄には今かなり多く「Amerasian (アメラジアン) 」という呼ばれ方をしている。文字通り、アメリカンとアジアンのハーフ、、という意味なのだが、たいていはお父さんがアメリカ軍人や軍属で帰国。残された子供と母親は母子家庭で苦しい生活をしている。かわいそうなのは子供で、見た目がハーフ、、、でも、父親と生活していないから英語はしゃべれない普通の日本人。とうぜん普通の公立学校に行くといじめられる。だから、今アメラジアンを対象とした学校を作る運動が起きているが文部省からは認定は降りていない。日本にも人種差別、、、というのがあるんです。

新垣勉さんも、まさしくそういう環境で生まれてきた人なのだが、もっと最悪なことに助産婦の過失で失明、、、全盲というハンディーキャップを背負って生まれてきた。しかも、その後両親は離婚、そして祖母に育てられた。少年時代は、両親を探し出し殺そうと思いつめたそうだ。そして頼みの綱の祖母の死、、、天涯孤独の中で自殺をはかった時に牧師と出会い、この出会いによってプラス思考の新しい人生が始まった。

その後、その牧師さんの計らいで大学に進むことができ、神学と音楽を学んだ。

今、新垣さんが歌を通して伝えたいメッセージは「オンリーワン」、、、”君だけにしか生きることのできない、君だけの人生を大切に・・・人はみなそのままの自分から始まるのだ”
コンサートで今、彼は全国からひっぱりだこになっている。茶髪のヤンキー高校生が新垣さんの歌と話で校正した、、、という。

新垣さんはいま、両親をとても愛している。特にアメリカへ帰国したまま未だ消息不明の父親には日本人離れした卓越した素晴らしい美声をもらったことに感謝している。父親の前で精一杯歌いたい、、と夢見ているらしい。

大阪小学校児童殺傷事件を引き起こした宅間守はコンプレックスの塊で、すべてを親のせい、人のせい、社会のせいにしている。心が腐りきっている、、、それだけに逆境の中で育った新垣さんの心のきれいさが不思議でたまらない。

「徹子の部屋」で、ゲストの新垣さんが”さとうきび畑”を歌ったあと、黒柳徹子が目に涙を浮かべて感動していた。

それが気になって早速新宿のHMVにいったらクラッシックのコーナーのレジのところに「これが歌です」とデカデカとコメントを付けて並べていた。
最後の曲のアヴェマリアにはガーンときました、、、そしてCDのタイトルでもある”さとうきび畑”はもともとNHKのみんなの歌の一つですが、この歌詞と新垣さんの境遇が重なってジーンとくるのでした。実はこの歌は反戦の歌なんです。

心が癒されたい人、感動したい人、パワーが欲しい人、沖縄が好きな人、クラッシックの好きな人、オペラの好きな人、しっとりした曲を聴きたい人、人間にはすごい能力があることを信じている人、、、、この辺に興味がある人にこのCDはおすすめです!

彼は、楽譜が見ることができない、色という概念もない、、、ということを頭の片隅に置いて聞いてください。しかし、、歌詞は全部覚えているのだろうか、、、。


※安田健二&眞由美、、そしてフリーネッツ高松オフィスの面々約10名程で、3日〜10日まで夏休みということで、沖縄の阿嘉島という「マリリンに会いたい」という映画で有名になった島へいってきます。ここで夕日の沈む海でも見ながら新垣さんの歌を聞こうと思ってます、、。


新垣勉オフィシャルサイト

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