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「イチローのすごさ」
先日、正月のTVでイチローの秘密、、、といった内容の番組をやっていたのをたまたま見た。
メジャーリーグで日米ともに大人気のイチロー選手。首位打者、盗塁王、新人の最多安打記録、ファン投票1位など数々の輝かしい実績を残し、確かな地位を築いた。もう下手なハリウッドスターより有名になった。最近はすごすぎるせいでどういうファインプレーをしても普通に見えるようになった。
私は野球と言う物に全く興味がなく、また全く素人なのでイチローがすごい、、、ということは知っているが、それは単に野球の技術がすごいのだろうと思っていた。その番組を見て全然違う、、、ということが分かった。イチローはメンタルや右脳をとても訓練していてそういった能力が全然違うのだ。
まず、イチローは打席ごとに「リセット」をかけて、終わったことを完全に過去のものとする。とても強い意志があれば、過去のものだと振り払うことができるらしい。たとえば、大変な失敗をしたり気になることを言われたりした場合、その直後に強いプレッシャーの中でリセットをかけて完璧に忘れてしまう、、、ということと同じだと思う。だから、振り払うためにどうやって気分転換するのか??、、、これがイチローの最大のテーマらしい。
イチローは、イメージ力をとても鍛練していて、あらゆる投手に対して身体が自然に対応する(反応する)ようになっている。とんでもないプレーをした後に、よく「そうなることを望んでいました」と言ってのけたりするから、やっぱりイメージ力がすごいと思う。
走塁というプレーが一番難しいのだが、これには予測と判断を瞬時に行なわなければならない。このピッチャーでこの打者がボールをどう打ったか、によって自分が走れるかどうかという予測と判断をしなければならないのだがまぐれで走って盗塁を成功しているのではなく、すべて計算して盗塁を成功している。こうなると予測というより、予知能力に近い。
すごいプレーをした後のイチローに対するコメントがすごい。イチローは「僕的には自然の動きでした。」とコメントしました。自然とは訓練された肉体的な動き(俊足、強肩)に加え、瞬時に最も適切な判断のできる一連の流れだからです。
また、イチローほど分かりやすい野球選手もいないと思う。まず、彼はヒットを打ち、出塁する、、、ということを最大目標としているから、すべてをそこにチューニングして試合にのぞんでいる。バットはヒットを多く打つために最適化された細くて短いバットを選び、メジャー向けに肉体改造し、動体視力をあげる訓練を子供の頃から行ない、超軽量素材の320gに押さえたスパイクシューズをチョイスして陸上選手並みに早く走ることができる。メンタルもすごいがフィジカルとのバランスをちゃんととってある。
TVのインタビューなんかでは常にクールな一面を見せるイチローだが、今シーズンはどうでしたか?という質問に意外にも「苦しかった」という答えを返した。(誰もが楽しんでやってます!と答えると思った)インタビューの中で、イチローが言った言葉が印象に残ってます。
「シーズンが済んだ時に”何かをやっておけばよかった”と後悔するような終わらせ方はしたくない。思った事をやり続ける、後には引かない。たとえ失敗しても自分の意志で何かを決めれる自分になると決めています。
やっている本人が楽しくないと本当の心は伝わらないから、夢と目標はどう違うのか?意識をここに合わせたことによって目標をより具体的にし、自分がどうしたいのか、、、これをはっきりアピールしました。見ている人の期待とか、そういうプレッシャーをとても強く感じましたが、そのプレッシャーに打ち勝つのが大変なんです、、、実際は本当に苦しい一年でした。でもとても楽しい一年でもありました。」
一流の人間は、プレッシャーを楽しむことができるんですね。ビジネスや人生のいろいろなシーンで、誰でもプレッシャーの中での予測、判断が必要な時ってあると思いますが、そういうシーンを楽しんでいける一流の人間を目指したいと思いました。