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「ケンジ安田のレ−シックレポート」 まず、私は近視が中学2年頃から始まり、ずっと眼鏡を離せない生活となりました。大学のあたりからハードコンタクトに切り替えたものの、よくレンズをなくすのと運転中に目にゴミが入ってとても危ない目にあったのをきっかけに1日使い捨てのソフトコンタクトに替えました。それ以来9年間くらいずっと使い捨てソフトコンタクトと眼鏡を併用した生活をおくってきました。よくコンタクトにすると近視の度数が止まる、、、などと聞いていましたが私は毎年のように近視の度数が落ちてきて、毎年レンズの度数が変わっていったのを覚えています。ここ最近は落ち着いてきて-5.0という度数のレンズを使用していました。裸眼で0.06くらいでした。(ちなみに両目ともほとんど同じ度数で乱視はありませんでした) 昔、近視の手術というとRK手術が有名ですが、術後近視に戻る、、という噂をよく耳にしましたのでこれはあまり興味がわきませんでした。それからLASIKをいう手術方法が確立された、、というのをきいてこれならもう大丈夫かも、、となんとなく思ったのです。だからといってすぐに飛びつくほど勇気のあるタイプでもありませんから、気にはしているがやらない、、、という典型的なパターンで生活していたと思います。 この手術を決定的にやる気になったのは、私の住んでいる香川県の坂出市(自宅から車で10分)にレ−シックの手術を行なう聖母眼科があったこと、このレーシックの手術では有名な東京の青山の眼科医が坂出の聖母眼科の先生なら大丈夫と言った、ということを聞いたこと(聖母の先生は以前、東京虎の門病院に勤務していた)、聖母眼科ではすでに800名以上を手術していてミスを出していないこと、そしてやはり人間って口コミに弱いですねぇ、身近に3名もの体験者がいて、その人達が口コミで「いいよ、やりなよ」と言ったこと。でしょうか。あと、最近芸能人を初め、カルロスゴーン社長がやったという話を聞きました。(最近眼鏡かけてないでしょう)ああいう、成功者でお金持ちで情報を持っている人が受ける、、というのはこの手術がポジティブで安心できるものに伝わりました。 それでは具体的に説明しましょう。カウンセリングから手術が終わるまで2ケ月間ほどかかりました。
●カウンセリング(1時間くらい)・・・まず、カウンセリングから始まります。簡単な説明会です。これでこの手術の内容や費用、スケジュールが大体わかります。カウンセリング後さっそく手術の予約を入れる事ができます。 ●目のあらゆる検査(3回各30分くらい)・・・視力、眼球のカーブ、眼圧、角膜の細胞、その他ありとあらゆる目についての検査を行ないます。コンタクトをしている人は、コンタクトの癖を取り除くために検査前3日間はコンタクトを外さなければ行けません。(ハードの場合はもっと長くなります)ですから、この手術をやることを決めた人はカウンセリング以降眼鏡で生活されることをお薦めします。これら検査は保険診療が適用されますので費用はほとんどかかりません。毎回1500円くらいでした。最後の検査で手術についての説明があり、手術前用の点眼薬や手術後用の点眼薬を渡されました。 ●手術当日(3時間くらい)・・・費用は前払いなのでまず受け付けで支払います。その後検査も何もなくすぐ手術の待ち合い室に案内されました。あれだけ検査して手術をやる直前はやんないのかよぉ〜、昨日目をこすって角膜とかにキズがあってもやるのかよぉ〜、、とかいろいろどうでもいいことを思いましたが、まあ手間がかからずとっととやってくれるのもいいか、、とも思いました。待ち合い室では、リクライニングシートがありそこで浴衣を着せられ帽子をかぶらされました。待ち合い室で麻酔の点眼薬を目に差します。これは初体験なのでいきなり真っ暗になるとか、目玉が動かなくなるのかと思ったら、単に傷みだけがなくなるゴキゲンな薬でした。10分くらい待って、いよいよ手術室に、、待ち合い室ではピアノの静かな曲がBGMで流れていましたが手術室ではロックがガンガンに流れていてなんかテレビドラマのようでした。 その後、思ったよりシンプルな手術台に寝かされます。手術台といってもベッドでまくらの部分の中央に穴が空いていて、頭が固定されるようになります。SMチック緊縛系のヒモ、ベルト類は一切ありません。逆に周りを数名の看護婦やら医者やらインターンやら分からない人々に囲まれるので力づくで押さえ付けられるのかと思いましたが、それぞれ分担した仕事を持っているようでした。目はずっと見える状態です。白色LEDが100個くらいついた投光パネルが機械にセットされていましたから最新の機械であることはわかりました。明かりが灯ると開眼器をセットし、目をヒン剥かれます。目の前にある緑の点(機器によって違います)を見つめているように言われます。フラップ作成用の特殊器具「マイクロケラトーム」という一見すると大工道具のミニカンナのようなモノを目玉に押し付けられ、角膜の表面を削ります。(これら一連の作業状況はすべて見えています)。ドクターが説明しながら作業してくれたのは安心感がありました。また看護婦の1人はストップウォッチで時間を読み上げながら計測していました。 それから次にエキシマレーザーを照射して、角膜を削ります。ここで目を動かしたら大変な事になる、、と思いとても緊張しました。削る位置や量はすべて計算していますので自分が動いたらすべて台なしになる、、、と思ったからです。あとで分かったのですが、このレーザービームはアイトラッカーという自動追尾装置がついており、目標位置がずれるとそこを追い掛けて決まった位置にしかレーザー照射しないというスバラシイ装置でした。どちらにしても緊張して動けないと思いますが、数秒で照射は終わります。私は緊張して手がグーになっていました。この時、目はフラップが空いてレーザーで焼いている状態ですが、レーザーの赤い光がおもむろに見えます。見えると言っても目の中に不思議な紋様で赤い光が一杯に広がったのを覚えています。気味が悪いのはジジジと細胞が焼ける音とスルメが焼けるようなニオイです。自分の目を焼いているのですから気分がいいわけありません。オカルトです。点眼麻酔の影響ですべてにおいて傷みはありません。ドクターが目を触る感触は分かりますが、レーザーは全く感触はありません。 レーザー照射が終わったら、目薬を差して表面を洗い流します、、それからフラップを元通りかぶせて、角膜を上から白いハケで撫で付けておしまいです。その時点ですでに矯正した視力で見えています。不思議なことにこの一度切ったフラップが元に戻すとたった2分で自己再生能力で引っ付いてしまうことです。だから、ハケで撫で撫でするときにしっかりやってくれないとシワになったり、ずれたりして失敗してしまいます。だから、上手なドクターでないと困るのです。 続いて同じ要領で、もう一方の目も行います、手術室に入ってから出てくるまでが30分くらいでした。 ●術後・・・術後の視力は即座に目標値の視力が出ています。これには感動します。術後しばらくリクライニングベッドに寝かされて、その後診察が終わったらサングラスをして帰れます。手術日の車の運転は禁止されていますので、付き添いが必要となります。帰る頃は麻酔が切れる頃だと思いますが、別に傷みはありませんでした。フラップがはがれたりしてはオオゴトなのですぐに帰ってベッドで寝ておきたい、、、という心境になります。また目を使いたくないのでテレビ、インターネット、本、携帯メール、、これらをやらないように、、、と目を使わずにできる事って限られてしまうのでかなり退屈しました。酒は別になにも言われませんでしたが、この日はさすがに飲みませんでした。 寝てる時に目をうっかりこすって、フラップをはがしてしまわないように、ゴーグル(水中眼鏡みたいなもの)を1週間貸してくれます。翌日にすぐ検査があり、3日後、1週間後の検査もありましたがここまでは手術費用に含まれていました。気になる視力ですが、翌日右1.5 左1.2で1週間後、右1.0 左1.2でした(まだ安定はしていません) ●費用・・・香川県坂出の聖母眼科では 手術代30万円でした。(一般的には40万円くらいです)私の場合、使い捨てソフトコンタクトでしたから、年間にコンタクト代6万円使ってましたので5年たつと元がとれます。こういう計算もやってみるとこの費用が高いか安いか検討をつけやすいと思います。もちろん保険はききません。 保険診療できない分野はこれから株式会社が参入できまることに法改定されましたので、レーシックをやる会社がドンドン出てくるかもしれません、、、ということは近い将来もっと安くできる可能性はあります。近視の方の市場は大きいし絶えることがありませんから、ビジネスとしてはドル箱でしょう。ただし、ビジネスに走ると雑になる可能性はありますから、安くなったらやろう、、という事でもありませんから値段では決めないようにしましょう。現在、基本的に田舎になると施術できる病院が少ないため、物理的に選択の余地がありませんから、いつからやっているか?何人やったか?誰がやるのか?、、、という情報をしっかり提示している病院にしましょう。また、とにかく噂ややった人の話、ネット等の掲示板などで探りを入れてみましょう。100%成功することが保証された手術ではありませんから100%信頼できる気持ちを持てない場合はやめた方がいいと思います。(各種情報はヤフーで「レ−シック」で検索すると出てきます。病院のサイトではいいことしか書きませんから、体験談や掲示板がいいと思います。意外に失敗した人もいます。) ●見え方・・・暗いところで、明るい物(たとえば信号や対向車のヘッドライト)がにじんで見えます。夜蛍光灯を見るとスターウォーズのライトサーベルのような感じに見えます。日中の明るいところでは、乱視も矯正されてクッキリと物が見えるのですが、夜間、光る物はくっきりと見えません。 時間とともに(1ヶ月、3ヶ月、1年くらい)角膜細胞の再生と、脳の情報処理が慣れてきて少しずつ滲みは見えなくなるそうです。私はこのレポートを1週間後の時点で書いていますのでまだ光はにじみます。レーシックの唯一の欠点はこれだそうです。このにじみについての説明がカウンセリング時にしない病院はやめておいた方がいいでしょう。 術後、物の輪郭がシャープに、色の発色が綺麗に見えるようになりました。色のついた看板などがとても綺麗に見えました。 当たり前ですが、レ−シック手術以後近視ではなくなります。ですから細やかな仕事をやっている方にとっては近くが見にくくなります。逆に言うと近視の人は近くの物が見え過ぎるくらい見えてますから、今までの生活スタイルと違和感がでてきます。仕事上それが困る方はやめておいた方がいいと思います。また、年令によっては(40代以降)即座に老眼の症状がでてくるそうです。そういうことも含めて考えてみましょう。 ●ポイント・・・私が手術を行なった聖母眼科では成功率を高めるためにレ−シックの手術は毎週水曜日だけにしかしないそうです。これは同じ作業を集中して行なった方がいいから、、ということでした。またインターンの練習台にされることもなく院長先生が行ないましたのでそれなりに安心できました。熟練したドクターがオペを行なうかどうかのチェックはポイントです。 とにかく、いい加減な病院でしたら必ず失敗例を作っていますので田舎ほどそういう情報は入手しやすいと思います。手術をして分かったのですが、この手術はフラップを作る時、フラップを戻す時が唯一コンピューターを使わず手作業でやる部分ですから、手先の器用なドクターでしかも慣れていないとうまくできないような気がします。 また、安田健二的病院の選び方ですが、看護婦をテストしてみましょう。分かっていてもいろいろ質問してみてそれに即答できるかどうか、機敏な動きをしているか、仕事にイキイキしているかどうか、、チェックしてみるのです。いくらドクターの腕がよくても、ざっとしている病院でしたらたいてい人事やマネージメントができていませんから、そこに穴が空いている事が多いのです。1人でできる手術ではありませんから、タイムを測ったり、目薬を差したりする看護婦が、分かっていなかったりドン臭いやつだったらエライことです。そういう看護婦がいる病院はミスを出す確立も高くなります。また、逆にずっとピリピリしてドクターとか婦長さんが怒鳴り散らしているような病院も要注意だと思います。適度な緊張感とリラックスしたムードがないといい仕事はできませんし、手術を受けるこっち側も気持ちよく受けたいのでチームとしてうまく成り立っている病院を選びましょう。 基本的に、近視が進行中の若い方はまだ待った方がいいでしょう。手術後にまた近視になりますから、単純に手術代がもったいないと思います。 ●メガネ、コンタクトの不要な生活・・・朝、起きてすぐ時計の時間が見える。毎日コンタクトを入れたり出したりするあのわずらわしさから解放。温泉、冷房、暖房で眼鏡が曇って困る、、、ということとも無関係。コンタクトの時は、常時、スペアのコンタクトと眼鏡とサングラスを持っていたが、これからはお気に入りのサングラスのみでいい、、って快適です。乱視も直せる、、というのはすごいですね(私は乱視ではありませんが)。それから、マリンスポーツができるのも魅力です。近視の時に見えなかったものが見えるようになりますから、今まで見落としてしまうモノが見えます。例えば遠くの電光掲示板とかが見えてしまうので日々の情報量が増えました。 ●お薦めできるか否か・・・これはなんとも言えません。なぜかというと100%成功する保証がないからです。それから病院やドクターによりけりです。手術に使う機材も病院によって違うし、ドクターの経験度も違います。将来さらに新しい手術方法ができるかもしれませんし、機器に改良される部分がでてくるかもしれません。ですから、御自身の判断で決めて下さい。 |