「タイタニックフィーバーはいつまで続く、、、。」
昨日、プラモデル屋のおやじからデンワがかかってきて、3月に注文した田宮の「タイタニック」プラモがやっときたけどいるか?という内容。半年の間生産が間に合わなかったと言う。(別に危ないそれ系マニアではないが、タイタニックのプラモに稀少価値があると聞いて田舎ならば手に入ると思ったので注文しただけ、、、お間違いのないよう)こんなところにまで影響しているとは、すごい経済波及効果を生んだものと感心してしまう。
実は、私は「タイタニック」というより客船マニアで、大型外国航路の客船の無線通信士になるのが夢で、理系のそういう学校にすすんだ、、、という背景があったのだ。時代は、航空機に移ったので惜しくもその夢は破れてしまった。だから映画「タイタニック」は3回も見てしまった。内容そのものより、「タイタニック」を見るのが面白くて、、、あの映画のセットも実物に限りなく近い出来栄えで、タイタニック研究家とかが作ったというから世の中にはいろいろな人がいるなあとどうでもいいことに感心してしまうのである。
さて、昨日4級船舶の免許の更新があって、教官(いかにも運輸省の天下りと分かるおじいちゃん)が面白い話をしていた。氷山との衝突を避ける航海士の緊急操舵命令「ハード・ポート」に対し、操舵手が舵輪を回したシーンで字幕が「面舵一杯」(オモカジイッパイ)と訳されていたことである。面舵は右回し、左回しは取舵(トリカジ)である。だから、この訳は間違っているのだが、語感がいいので意訳したのだろう。ここで出てくる「ハードポート」という言い方は、船の左舷側をさすという。港に着く側だからそういう呼び方をするそうだ。逆に右舷側を「スターボード」と言うらしい。昔の船は、右舷側に舵があったから、舵はステアリング、、、それでステアボード>スターボードと言うんだって。名残なのかベニスのゴンドラは右に舵がついている。
しかし第2次世界大戦で、この呼び方はなくなり「ライト」「レフト」と呼ばれるようになったそう。でも国際的に統一されたのは今からたった70年前だって。「タイタニック」の遭難は1912年だから右へ進路を取れ、、、を「ハードポート」と言ったわけ。徹底的に時代考証に基づいた映画にしただけあって、こんなところにもこだわっていた、、、というわけ。でも訳は面舵一杯だけどね。
このじっちゃん教官もなかなかのマニアぶりで昔は港湾課かどこかでバリバリ働いとったんじゃろう。「タイタニック」を何度も見たと言っていた、、、しぶい。
ということで、明日「タイタニックプラモ」を取りに行く予定。
ちなみに、タイタニックの遭難者を救助したカルパチア号の船会社はキュナード社で現在クィーンエリザベス2世号を所有している。タイタニックのホワイトスターライン社はもちろんこの惨事で倒産。人生何があるか分からんもんです。おっと、マニアぶりを発揮してしまった。