「アメリカンジョーク」

先日アメリカの友達から回ってきたジョークをひとつ。

ある夏の日、アメリカ人で白人のビジネスマンが休暇で南の島に来ていた。彼は、ハーバードでMBAを取得した後に大手投資銀行に勤め、大成功を収めている。

休暇の何日か目に、男は散歩をしていた。小さな漁村の港に差し掛かると、丁度小さな帆掛け舟が戻ってきたところだった。その舟には、地元の漁師が独り乗っていた。

男は、漁師に話し掛けた。『やぁ、今日は釣れたかい?』
漁師は、もの憂げに男を見上げ答えた。『まぁね。』

『一体何匹釣れたんだい?』

『・・・・・。』

男は、舟の中を覗いた。『たった、一匹しか釣れてないじゃないか。』

漁師は答えた。『・・・何匹だろうが、あんたにゃかんけぇこった。』

男はお構い無しに漁師に聞いた。『一体、何時間海にいたんだい?』

『2時間くらいでさ。』

『何時もは、朝何時に出港するんだい?』

『あんたにゃ、関係の無い事でさ。』

『良いから、教えてくれ。』と男。

『今日と同じ時間に、同じだけ海に居ただけさ。おりゃ、漁師になってからずっとそうなんだ。』

『あー、だろうと思った!良いかい、私が教えてあげよう。』

『・・・・。』

『良いかい。先ず、朝は日の出の前に舟を出し、日暮れまで漁を続けるんだ。』

『・・・・。』

『好不調はあるだろうが、少なくとも今日よりは釣れる。』

『そんなに釣ってどうするんだ?俺は、今日食える分だけあれば良いんだ。』

『あーやっぱり!そんな考えだから駄目なんだ。良いかい。食べきれない程採れた時には、市場に持っていって採れた魚を売るんだよ。』

『売ってどうするんだ?』

『その金を貯めて、もう少し大きい船を買うんだよ!』

『それで?』

『そしたら、もっと沢山釣れても持って帰って来られるだろ。』

『それで?』

『それを市場で売って、金を稼いだら、人を雇うんだ。君一人じゃ1日に釣れる量も知れてるからね。』

『俺は、一人で漁をするのが好きなんだ。』

『ダメダメ。そんな事言っちゃ。それでもっと稼いだら、レーダーとソナーを買って、効率よく漁をするんだ。』

『・・・・。』

『次に、船を沢山買って漁をする。』

『・・・・・。』

『もっと儲かったら、ニューヨークに移り住んで、会社を興すんだ。君は社長になるって寸法さ。』

『・・・・・。』

『暫くしてタイミングを見計らって、上場するのさ!』

『・・・・・。』

『それで君は億万長者になれるぞっ!』男は興奮して言った。

漁師は聞いた。『億万長者になったらどうするんだい?』

『決まってるだろ。休暇には南の島に来て、独りでのんびり釣りでもするのさ。』

『じゃ今と変わんねーじゃねーか、、、。』

・・結局目標、夢、ビジョンのない人は億万長者になっても無意味なのである・・

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